どもども、10年で5000冊以上の漫画を読んだマンガマイスター、まっちゃです🍵
今回は”隠れ名作漫画”の『ロッキンユー!!!』をご紹介。
早速いつもの”やや辛口評価”から
※各項目25点満点
画力:14点
ストーリー:15点
世界観:25点
演奏シーン:23点
総合評価:77点(100点満点中)
世界観と演奏シーンに極振りしてる感じですね。
つまり、刺さる人にはどこまでもブッ刺さります。
それでは早速、『ロッキンユー!!!』の魅力を深堀りしていきましょうか。
『ロッキンユー!!!』の基本情報
基本情報
- 既刊:4巻(完結済み)
- 作者:石川 香織
- ジャンル:音楽(ロック)
~あらすじ~
高校の部活レクリエーションで1人の地味で暗そうな生徒が演奏した音楽”ロック”。
後に曰く、その人が”オルタナティブロック”と言い...
「99人に無視されて1人に刺したい」と嘯いたその曲は...
ーオレに刺さった。
”キモイ”から始まる異色の青春ロックストーリー。ここに開幕!!!
『ロッキンユー!!!』の魅力とは?
ロッキンユー!!!には3つの魅力があると思います。
3つの魅力
- 演奏シーン冒頭の1枚絵の破壊力
- 実在する曲が登場する楽しさ
- 1枚絵に続く演奏シーンの”エモさ”
1つずつ解説していきます。
演奏シーンの1枚絵の破壊力
『ロッキンユー!!!』では、演奏シーンに”作曲者+曲名”を載せた1枚絵が差し込まれます。
この1枚絵が本気で鳥肌モノ。
芸術に達するレベルの1枚絵に、背景にあるストーリーが乗っかって、凄まじいシナジーを生み出しています。
これはぜひ作品の中で見て頂きたい...!!!
文脈があってこそ、鳥肌モノの1枚絵になるので。
実在する曲が登場する楽しさ
『ロッキンユー!!!』には実在する曲がたくさん登場します。
NUMBERGIRLの”透明少女”、”桜のダンス”
現実逃避Pの”ワールズ・エンド・ダンスホール”
米津玄師の”Lemon”に、じん・そらるの”キミノメヲ”
などなど、本格ロックからポップ歌手、歌い手にボカロ。
とにかく色々な音楽が登場します。
自分の知っている曲が出てくると、途端に嬉しくなりません?
本当に様々なジャンルの曲が登場するので、あなたが知っている曲も必ず登場しますよ!
1枚絵に続く演奏シーンの”エモさ”
『ロッキンユー!!!』の演奏シーンは、ひたすらに、果てしなく”エモい”です。
ごめんなさいこれ以上表現できません。
僕は音楽漫画を紹介する時は、”疾走感”とか”ドライブ感”、”爽快感”や”アツい”なんて言葉を使って、できるだけ正確に良さが伝わるようにしています。
”エモい”という言葉は抽象的なので、通常は使いません。
なのに、この作品には”エモい”という言葉しか浮かばない。
それぐらい、”エモい”という言葉がバッチバチに似合っている作品なんですよ。
本当に不思議で独特な魅力を放っている作品です。
『ロッキンユー!!!』まとめ
ぜひとも読んで頂きたい作品なのですが、電子版もコミック版も販売終了しちゃって、どこ探しても売ってないんですよね...。
現状中古品販売しか入手手段がありません。
しかも、プレミアが付いていて中古品でも4巻で2500円ぐらいします。
高いですよね。
なので、もし「途中からでも気にならない」という方だったらKindle Unlimitedで読むのがおすすめです。
『ロッキンユー!!!』は4巻で打ち切りになってしまったのですが、作者が自主製作を続け、『ロッキンニュー!!!』というタイトルで続編を書いています。
その自主製作品が、今のところ最新話までKindle Unlimited会員なら無料で読めます。(2020年6月6日時点)
この方式でいくならDisc.3まで読んで頂きたいです。
そこまで読めば、僕の言いたい”エモさ”が伝わると思うので。
ちなみに、Kindle Unlimitedは30日無料で利用できるのでご安心ください。
それじゃ今日はこれでおしまい。
ンまたな('ω')ノ